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空組武士道な柴犬めごと    保護犬いろはの日記

by 山茶花(さざんか)

ピピとパルとめご

インフルエンザの波に飲み込まれていた我家・・・やっと浮上してまいりました(汗)
あとは大人にこない事を願うのみ!
40代には移らないらしいという根も葉もない噂を信じてみる。

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ここ最近めごの耳の調子がいい。内耳の圧が足りないのは先天性のもので治らないと
言われていたけど、体をブルブルっと振るのが力強くなったし全く倒れなくなった。
神経の傷ついた尻尾も大分上がるようになったし、てんかんの発作は花火が原因だと
大体予想がついたし・・・。

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                 「見た目によらず、病気持ちなのだ」

そうなのだ。尻尾は飼主の責任だよ。ごめんね。
でも皆上向きなのは嬉しいな~

明日30日は先代犬パルの8回目の命日。
たまーに、めごがパルの写真に向かって吠えてると、パルが居るのかな~と思う。

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パルの前に飼っていたのは、ピピというマルチーズ。
父の取引先の社長さんが飼育放棄した犬を勝手に父が引き取ってきたのだ。
明治生まれの祖父母は家の中で犬を飼うことを嫌いマルチーズなのに外飼い。
確か我家に居たのは4~5年だと思う。
4人の子を持つ母も十分に手をかけてあげることも出来ず、ピピはわずか8歳で
自分の小屋の中で誰にも看取られず静かに虹の橋へ旅立ってしまった。
私がピピの死を知ったのは翌日だった。
いかにピピに無関心であったかが、わかる。

後悔・・・後悔・・・・後悔。
ピピに言えるのは「ごめんね」だけだった。
私が小学校5年生のことだった。
その後、母や叔母とピピのお墓参りに行った。
たくさんの犬たちと一緒眠っているピピに
「ピピ、ごめんね。もし又犬を飼うとしたらピピの分まで必ず幸せにするから」
その時そう思ったことを今でも憶えている。

そして8年の月日が過ぎ、迎えたのはパルだった。
17年半の間、パルが幸せだったかどうかは、わからない。口がきけないからね。
でもパルに最期に言えたのは「ありがとう」だった。
悔いがないとは言えない。あーすれば、こーすれば良かったと思うことは勿論ある。
でも、腕の中から旅立ってくれたこと、最期をちゃんと看取らせてくれ
「ありがとう」と言えたことに心から感謝なのだ。

きっと「まだ来ないな~遅いな~」と鼻を鳴らしているに違いないであろうパル。

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                   「私とは正反対なのだ」

そうだね~。最初はパルのような優しい気弱なワンがいいなーと思ったけど
めごはめごでいいよね。
人もワンも・・・

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               「みんな違って、みんないいのだー」
そうなのだ!
by pi-pal-mego | 2009-11-29 15:52 | めご | Comments(0)