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空組武士道な柴犬めごと    保護犬いろはの日記

by 山茶花(さざんか)

春休み<1>

春休み、兄ちゃんの合宿中を狙ってソイ君と実家に帰省してきました。

今回の一番の目的は冬休みに実現出来なかった、千葉県動物愛護センターの見学です。
愛護センターという名ですが、犬・猫達の最終処分の場でもあります。

今の犬・猫達の現状を知るきっかけになった 保護活動をされてるぷりんママさん が、同行を快く引き受けてくださり
自由研究をした、ソイ君と姪のきーさんを連れて行って来ました。

最初はママさんのブログを見ても、センターの写真を見ることが出来ず、
見る事が出来てからは涙を流し
でも「私は、とてもこの場に行けない・・」・と思っていました。

行かなくては・・・と気持ちが変化したのは、自分でも何故かわかりません。


待合室は静かで、収容されている犬・猫が居る気配を感じられませんでした。

収容棟へ・・・




まっすぐに見つめる目でした。
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この子も・・・
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何も悪い事をしていないのに、死は確実に迫っている子達。

この子達の目を見つめ返す資格が私にあるのだろうか・・・


「出してくれるの?」と言ってるように覗き込む子。
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皆、幼い子のようです。生きる為に生まれてきたのに・・・
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黒柴のような子です。黒によく似合う赤い首輪をしているのに、なぜここへ?
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最終日の部屋に居た子は、ただ、ただ、おとなしく座っていました。
すぐ隣では、今朝も処分が行われたと聞きました。
もし私がこの子だったら・・・
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私達が見学してる間にも、何台も到着する捕獲車。
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どんな気持ちで車に乗せられ、ここに連れて来られるんだろう。
夕方になれば、もっと多くの犬達がここにいれられるそうです。


朝、処分された犬や猫達を焼いた炉はまだ暖かでした。
その上に積もった、ひと塊の犬・猫達の毛。
どんなに怖くて、苦しくて、そして生きたかっただろう。


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ソイ君ときーさんは、
「行って良かった・・・」
二人揃って同じことを言いました。

今は住宅事情で犬を飼えない、きーさんも
「犬を飼う時は、絶対センターの子!」と言ってました。

今回、見学して感じたのは
センターの職員の方々、そして ぷりんママさん 始めボランティアの方々が
懸命に処分数を減らそうと努力されてるということです。
職員の方が説明して下さる言葉からも「なんとか1匹でも助けたい」という
姿勢が伝わってきました。



どうか、捨てないで。そして・・・
センターで人知れず命を絶たれてる子が居ることを知ってほしいです。


又帰省した時には、センターを尋ねよう、そう思いました。
そして改めて自分の出来る事、続けようと思った一日でした。
by pi-pal-mego | 2009-04-06 14:20 | わんこ | Comments(0)