『パル』

先月30日は我家というか私の先代ワン、パルの7回目の命日。
めごとは正反対の性格で、人間大好きの穏やかで気弱で
いつもちぎれんばかりに尻尾を振ってたパル。

パルは千葉県山武郡の知人の家で4匹生まれた雑種の仔犬うちの一匹。
パルの兄弟は養鶏場の番犬に2匹、残りは捨てられたと後から聞かされた。

初めて会った時、一目散に駆け寄ってきた姿を今でも忘れられない。


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                2歳の頃のパル


20年以上前、しつけの”し”の字も知らず、ただただ可愛がられた結果
パルは要求吠え(鼻を鳴らす)だけは誰にも負けなかった。(←飼主の責任)
とにかく家族が大好き!優しいパルは近所の子供にも人気だった。

病院=怖いところ・・・だったパルは、子宮内膜症の手術で入院した時も
麻酔から覚めると延々泣き続け
「他の犬達も不安で鳴きはじめてしまいましたし、傷口も開いてしまってるので
お引取り下さい」と強制退院。先生が往診に来てくれるという、異例の展開。
車嫌いで、乗せられると8時間でも9時間でも鳴き続けると言う、
ある意味すごい根性の持ち主だった

パルは17年半もの間近くに居て、時には姉妹ケンカの仲裁をし、悲しい時には
寄り添い、いつも近くで私達を見つめ愛してくれていた。

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       晩年を庭でくつろぐパル。紫陽花の下がお気に入りの場所

17歳を過ぎた頃から急に弱り、信号も青のうちに渡りきれなくなり、目もほとんど見えず
耳も聞こえなくなり、大嫌いだったはずの雨の中グルグルと庭で周り続けるパル。
”老いる”という現実から目を背ける事はできなかった。

散歩に行くと「何歳?」と聞かれることがよくあった。
「17歳です」と答えると
「可愛がった証拠だね。」と言われ、涙。
別の人には
「うちの犬もこんなになるのかしら。嫌だ嫌だ」と言われ涙。
若いはしゃぐ犬を見ると「パルも昔はこんなだったな~」と涙。
何度涙したかな・・・

平成13年11月29日の夜、外出していた私の携帯に「パルがおかしい」との連絡。
すぐ戻ると、パルはもう立ち上がる事ができなかった。

「パル、死なないで」と叫びながら抱きしめると、必死に4本の足で立とうとする。
夜の11時・・・病院も終ってる。私はパルの様子から、パルの命は消える寸前と思った。
残り少ない時間だとしたら、大嫌いだった病院より近くに居てあげたいと思い、横に添い寝したり
口に水を含ませたりしましたが、もう飲む事は出来なかった。

2時間パルと寄り添い、段々にパルの動きが小さくなっていた。

いつかテレビで見た事を思い出した。
飼主が泣いてると、犬は心配で息を引き取る事が出来ないと・・・
伝えなきゃ・・・

「パル、ありがとう。会えて良かった。また、すぐ会えるよ!待っててね!!」
パルを抱きしめながら何度も伝えた。

30分位するとパルの尻尾が2回パタパタと振られ
夜中の2時半、本当に静かに息を引き取った。最後の力を振り絞って、尻尾を
振ってお別れを言ってくれたんだと思った。

翌日、泣きはらした顔で職場に向かう途中偶然空に”虹”がかかっていて
「パルは虹を渡って天国に行ったんだ。」自分に言い聞かせた。
当時は「虹の橋」の話を知らなかったので
後で「虹の橋」の話をネットで知り、とても驚いた。

一度も唸ることも、噛むこともなく、もしかしたら捨てられていたかもしれない
小さな命が17年半もの間、人を癒し、愛したくさんのことを教え、残してくれた。
ワンって、命って素晴らしいっ!!!

きっと、今も虹の橋のたもとで「まだ来ないのかなー」とクーン、クーンと鼻を
鳴らしているかもしれないな。。。
「待っててね、必ず会えるよ」
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by pi-pal-mego | 2008-12-19 15:49 | 家族 | Comments(2)

Commented by ぷりんママ at 2009-01-04 21:19 x
パルちゃんもそしてご家族も幸せでしたね。
私は実家で飼っていた犬2匹共に、見送ることができませんでした。
パルちゃんも安心して旅立てたことでしょう。
今もこうして思い出してもらえるパルちゃんは本当に幸せ者です。
Commented by pi-pal-mego at 2009-01-09 15:56
ぷりんママさまへ
コメントありがとうございます。とても嬉しいです!!!
昨日戻ってまいりました。
私もパルの先代犬ピピは見送ることができませんでした。
小学5年生の時のピピとの別れが、自分の気持ちに大きな変化を
くれたと思います。

ママさまの「パルちゃんは幸せ者」というお言葉に
私の横で一緒にパルが微笑んでくれてるようなそんな気がします。